建設経済新聞社 since 1957 京都から発信する論壇マガジン

即位式正殿の儀をテレビのニュースで観ておりました。天皇陛下の前に三種の神器が並べられていました。 三種の神器と言えば、八咫鏡（やたのかがみ）、八尺瓊勾玉（やさかにのまがたま）、天叢雲剣（あまのむらくものつるぎ）です。布で包まれていましたから、中身は見えていませんでした。誰も中身は見たことがないそうです。本当にそこにあるのか？レプリカじゃないのかと色々想像してしまいます。 実際に源平合戦の壇ノ浦の戦いの折に、剣は海に沈んでしまったと伝えられていたり、そもそも、その剣自体レプリカだったという話もあります。南北朝時代にも、三種の神器を北朝と南朝の間で、何度か取り合ったりしています。それがないと天皇と …

笑うことは、免疫力が高まるだけでなく、ほかにも体にさまざまな良い効果をもたらすことがわかっています。まず、脳の働きが活性化します。さらに血行促進につながります。また、自律神経のバランスが整ったり、ビックリするかもしれませんが、筋力アップにも繋がります。さらに、幸福ホルモンが分泌され、幸福感が高まります。 それぞれの効果については、今回のお話の主題ではないので、ここでは説明をしないでおきます。もし、詳しく知りたい方は、笑いの効用とネットで検索頂ければ、詳細については、説明されています。笑いというものは、それだけ重要なものだということです。 これは、気持ちが落ち込んでいる時、身体の調子が良くない時 …

五穀と言われて、何のことか解りますか？和食のお店で、五穀米がだされることもあり、名前ぐらいはご存知かもしれません。後は、ヘルシーだとかで、スーパーマーケットで見かけたことがあるかも。私たちは、主食として、お米を食べています。食べていなかったら、すいません。でも、昔、今ほど食生活が豊かでなかった時代、お米以外の穀物も食べていました。五穀には、それらのものが入っています。 五穀とは、米、麦、粟（あわ）、きび、豆のことを言います。きびの代わりにひえが入ったりすることもあるそうです。どうでしょうか？米、豆以外は、なじみがないのではないですか？昔は、米が高価で食べれない時、あわなどの他の五穀を食べていま …

男は、海岸線に佇み海をじっと眺めていた。すると海の向こうから、微かに声が聞こえてきた。 「東に素晴らしいところがある。東へ向かえ！」 その声を聴いた男は、それが神のお告げだと思った。曽祖父から３代で造り上げた国。何不自由のない生活。でも、何か飽き足らなかった。男は、決心した。そして、兄たちにそのことを伝えた。兄たちは、弟の決断を称え、自分達も一緒に行動を共にすると言った。 そして、他にも仲間を募り、新天地に向けて船出をした。男の名前は、イワレビコと言う。船出をすると海岸で聞いた声がまた、聞こえてきた。 「私の言葉に従って、進め！」 その声に導かれながら、船は海岸線に沿って航海を続けていく。一週 …

重要そうに見えるけれども、殆ど登場しない神様がいる。日本の神話を読んでいて、不思議に思いました。日本の国産みを行ったイザナギ、イザナミという夫婦の神様。その国産みの最後に生まれてくる三柱の神様がいます。神様の数え方は、柱で数えます。アマテラス、ツクヨミ、スサノオという神様。 この素晴らしい神様達が生まれてきたので、イザナギは、その後のことを託して隠遁します。この三柱の神様達、アマテラスとスサノオは、その後の神話の中でも中心人物として、活躍してゆきます。でも、ツクヨミは、殆ど登場しません。三貴神として扱われながらも登場しないのです。不思議で仕方がありませんでした。そのためにミステリアスな存在とし …