神話でわかる日本の心

神話は、我々の祖先の物語。そこには、日本人が大切にしてきたものが語られています。神話から、日本人を知ることは、ひいては自分を知ることに繋がります。
神社参拝を契機に祀られている神々が活躍する神話に興味を持ち始め、2012年に神話を伝える活動を始めた筆者が送る神話から読み解くことのできる日本人のDNA、守っていくべきものとは…。

見てはいけないものを見てしまう

見るなと言われても見てしまう。この言葉を聞いて、頭に浮かんでくるのは、”鶴の恩返し”かもしれません。機を織っているところは、決して見ないでという妻との約束を破って、夫は妻の機織りの姿を覗いてしまいます。そこには、妻ではなく、やせ細った鶴の姿がありました。鶴は、夫に自分は以前、助けてもらった鶴であり、その恩返しにここにやってきて、出来れば、あなたと幸せに暮らしたかった。でも、本当の姿を見られてしまったので、もうここに、いることはできません。そう言って、出ていってしまいます。 この物語、”鶴女房”というタイトルで古くから、伝えられてきました。日本人の殆どが知っている話だと思います。この話と同じよう …

この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。

価格:月額1100円(税込)

ログインして閲覧する

神話でわかる日本の心 
過去記事一覧

テキストのコピーはできません。