新作映画が出るたびに、どの映画を観ようか悩む人も多いのでは?シリーズ「シネマティック・ロンダン」では、フリーアナウンサーであり、映画パーソナリティーでもある津田なおみ氏による、おすすめ映画のレビューをいち早くご紹介します♪
家から出られない日々が続き、ストレスはたまりますね。 映画も一通り、いろんな人が薦めるものは見てしまった…。と言うあなたに、当時、公開したけれど、そこまで話題にもならなかった作品をご紹介しようと思います。 スコットランドの作品です。今この時だからこそ、人生の機微が感じられるこの作品から、自分の人生の大切なものをもう一度確認して下さい。 今回、ご紹介するのは、イギリスで大ヒットしたミュージカルの映画化です。スコットランドの国民的人気バンド「プロクレイマーズ」が1980年代にヒットさせた曲にのせて描かれる家族の物語。 スコットランドの町リースに暮らすロブとジーンの夫婦は、結婚25周年を迎えました。 …
眩しいほどの色彩と、ラテン音楽の賑やかな歌声が響くディズニー/ピクサーの「リメンバー・ミー」は、少年の冒険を通して「自分の命は誰のものなのか?」という、命の源流にまで踏み込んだ感動作です。今回は、なかなか外へ出られない状況の中で、ご家族揃っておうちで楽しんで頂ける、アニメーション作品を紹介します。 天才的なギターの才能を持つ少年ミゲルはミュージシャンを夢見ているのですが、一族に起きた過去の出来事によって、音楽を聞くのも演奏するのも禁止のルールが定められています。ある日、ミゲルは、憧れの伝説的ミュージシャン、デラクルスのお墓に行き、そこに飾られていたギターを手にします。その瞬間、ミゲルは美しくも …
新型コロナウィルスの影響で新作の映画がどんどん公開延期になっています。ですので、今映画館は、クラシックエイガノオンパレード。しかし、映画館に行くこと自体もためらわれますね。そこで、おうちで見られるちょっと変わった作品をピックアップしました。このご時世だからこそ、心温まる作品を…という向きもあるのでしょうが、そのような作品は、他の方が色々ご紹介されているので、私からは、見終わったあとに自分が試されていると感じる作品をご紹介します。第70回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドールを受賞した『ザ・スクエア 思いやりの領域』です。 期待して見た映画が、予定調和で終了すると「なーんだ。思っていたいたとおりだ …
作家・三島由紀夫が自決する1年前、東京大学駒場キャンパスで行われた伝説の討論会を捉えたドキュメンタリーである。 1969年5月13日、三島由紀夫は、学生運動の中でも、機動隊との衝突も辞さない武闘派といわれた東大全共闘との討論会に呼ばれた。三島は、警視庁からの警護の申し出を断り、単身で乗り込む。待ち構えるのは千人を超える学生たち。彼らは天皇主義者の三島を「論破して立ち往生させ、舞台の上で切腹させる」と息巻いていた。 一触即発的な応酬が繰り広げられると思いきや、意外にも、三島は開口一番、「皆さんは、100円以上のカンパを出して集まっているそうですが、わたしは謀らずも諸君のカンパの資金集めに協力して …
コロナウィルスの影響で、映画の公開が続々と延期になっています。『ドラえもん』の新作から4月公開だった『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』まで延期とは…。 そんななかで、今回は公開が決定している作品をピックアップしてお届けします。 今年の米アカデミー賞で2部門を受賞した話題作『ジョーカー』の恋人だったハーレイ・クインと、『バットマン』や『スーパーマン』シリーズなどで有名なDCコミックスに登場する女性キャラクターに焦点を当てて描いたのが今回ご紹介する作品です。女性達の派手なアクションを、ポップでカラフルな色彩で描きます。 タイトルは『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』 悪のカリスマ、ジョーカーと別れ …