新作映画が出るたびに、どの映画を観ようか悩む人も多いのでは?シリーズ「シネマティック・ロンダン」では、フリーアナウンサーであり、映画パーソナリティーでもある津田なおみ氏による、おすすめ映画のレビューをいち早くご紹介します♪
7月のオリンピックは一体どうなるのでしょうか?賛否分かれているところですが・・・。 そんな中で今日は、冬期オリンピックの実話を元にした物語です。 今から23年前の1998年の長野五輪でのスキージャンプ団体戦、大逆転での金メダル獲得。今でもあの時の興奮は覚えています。。実は、あの感動の裏に、テストジャンパー達の命をかけた行動があったことを本作で知りました。 前回大会・リレハンメル五輪の団体戦で、日本代表の西方仁也(田中圭)は好成績を残しますが、原田雅彦(濱津隆之)の失敗で金メダルを逃してしまいます。しかも、4年後の人選で西方だけが代表から落選。ところが、コーチは西方に、代表選手たちの競技前 …
今、終わりの見えないコロナ禍で、誰しもがストレスを溜め込み続けています。「もう、我慢の限界だ!!」と思ったら、再開された映画館へ出かけて、この作品を見ていただきたいです。今だからこそ見る価値のある、全てをぶち壊してくれる、スカッとさわやか(いや、さわやかではないかな笑)何も考えず、ジェットコースターのような恐怖を感じながらも、なぜか見終わったあと、口角があがるほどの達成感を感じられる映画「『Mr.ノーバディ』」をご紹介します。 主人公は毎日同じバスに乗り、毎日同じ生活を送る中年男性。映像の編集を駆使して、彼がどんな生活をしてどれほどダメ男かを、日々のルーティーンを通して1分ほどで見せるうまさ …
おうちに篭もり、「さぁ、何を見ようか?」と、迷われることも多いと思います。今回は、喜劇王チャールズ・チャップリンをテーマにした2015年の映画をご紹介します。世界中の人々に夢と笑顔を与え続けたチャップリン。 私は、大好きな俳優です。世界的に有名だからこそ、亡くなった後も必要とされ事件に巻き込まれたのをご存じでしょうか。 実際に起きた出来事を基にして、チャップリン誘拐事件をコメディタッチで描きます。 1978年、チャップリンの遺体がスイスのレマン湖畔にある墓地に埋葬されました。それを知ったお調子者のエディ(ブノワ・ポールヴールド)は、チャップリンの棺を盗んで身代金をせしめようと思いつきます。 …
コロナ禍、海外はどこにも行けないし・・・。国内もなかなか思うように旅も出来ない。しかし、映画の世界なら、どこにでも旅をすることが出来ます。今回は、大きく深呼吸したくなるような、美しい景色に癒やされるブータン映画をご紹介します。 2011年の国王来日をきっかけに、私たちはブータンを、「国民総幸福の国」として認識しています。ところが、ブータンでは1999年にテレビ放映が始まり、2005年のインターネット解禁以降、ネットやスマホを使う人が増え、「幸せ」の意味が変わってきました。そんなブータンの「今」の側面を描く、貴重な贈り物です。 ブータンの首都ティンプーに住む新米教師のウゲン(シェラップ・ド …
昨年は新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、世界中の映画館が封鎖されました。それにより、昨年2月公開だったシリーズ最新作『007ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、すでに3度の公開延期が発表されています。監督は、日系アメリカ人のキャリー・フクナガ。予告編では日本の伝統芸能の「能面」が映っていました。他にも、聞くところによると、日本テイストのものがいくつか登場するらしく公開が待ち遠しい。 実は、『007』シリーズと日本は縁が深い。シリーズ第5作『007は二度死ぬ』(1967年)では、当時のジェームス・ボンド役のショーン・コネリーが来日し、日本を舞台に各地で撮影が行われ大騒ぎとなりました。 アメリ …