予期せぬ新型ウイルスの蔓延は、人の心も歪めてしまうように感じます。いやな事件も増えたように思うし、満員電車のいらだちは以前にも増しているよう。「何が起きようと私らしくいられる」と言っていた艶やかで穏やかな友人でさえ、この間久しぶりに会ったら「不安だ」を連発していました。人は弱いものですね。でも、その弱さを認められると、強く生きる事も出来るかもしれない。 今回、ご紹介する「みをつくし料理帖」の登場人物達は、不幸な出来事にあっても、恨むのではなく、それを生きる力に変える強さを持つ人物ばかり。大ヒットした小説の映画化です。 人のぬくもりが感じられる優しい映画になっています。こんな不穏な時代だか …
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