いやはや、すごい映画を見ました。強すぎる絆は、生き抜くチカラになり、「一卵性母子」、そんな言葉がぴったりの母と子が主人公の作品。しかも、権威ある仏文学の最高峰ゴングール賞を史上唯一2度受賞した文豪、ロマン・ガリの自伝『夜明けの約束』の映画化です。ロマンは、フランスの三島由紀夫と評されている作家で、それ以外にも、外交官、自身の作品の映画監督、さらに『勝手にしやがれ』の主演女優、ジーン・セバーグの夫でもありました。本作は、実在した彼の半生を、母からの凄まじい愛情とともに描いていきます。 ユダヤ系ポーランド人移民の母ニーナ(シャルロット・ゲンズブール)と暮らすロマン(ピエール・ニネ)。母子はユダヤ系 …
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