シネマティック・ロンダン

新作映画が出るたびに、どの映画を観ようか悩む人も多いのでは?シリーズ「シネマティック・ロンダン」では、フリーアナウンサーであり、映画パーソナリティーでもある津田なおみ氏による、おすすめ映画のレビューをいち早くご紹介します♪

ドイツ人が日本を描くと…『命みじかし、恋せよ乙女』

女優の桃井かおりが主演した『フクシマ・モナムール』など、日本を主題にした作品が5本もある、ドイツの女性監督、ドーリス・デリエの新作です。昨年、亡くなった樹木希林の海外デビューであり遺作となった作品でもあります。 ドイツ・ミュンヘン。アルコール依存症のために、家族も仕事もなくし、失意のどん底の男性カール(ゴロ・オイラー)の前に、突然、ユウ(入月絢)と名乗る日本人女性が訪ねてくる。ちょっと変わった彼女との出会いで、カールは少しずつ自分自身を取り戻していく。ところが、ある日、忽然とユウの姿が消えてしまう。日本まで彼女を追いかけたカールの前に現れたのは、ユウの祖母(樹木希林)でした。   日本で昔から …

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