姫路城(ひめじじょう・兵庫県)を訪問すると、広い城内のどこかで工事が行われていることがよくあります。櫓や門などの歴史的建造物の周囲に足場が組まれ、工事用のカバーで覆われているのです。外壁の白漆喰塗籠(しろしっくいぬりごめ)の補修作業とあわせて、建物内部の補強工事を計画的に行っているようです。 最近は、修理が完成すると、夏と冬に開催される「特別公開」の際に見学できることがあります。貴重な現存建物の内部を、間近にかつ細部まで眺めることができるなんて、お城ファンだけでなく建築に興味のある方にとっても嬉しいイベントです。豪華な金飾りの付いた「菱の門(ひしのもん)」は今年(2022)の春まで工事をしてい …
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