堺市にある全長486mの「大仙陵古墳」は「仁徳天皇陵古墳」とも呼ばれ、第16代:仁徳天皇を葬ったとされる世界最大の前方後円墳です。また、エジプトのピラミッドや中国の始皇帝陵と並び「世界三大墳墓」のひとつに数えられ、2019年には「百舌鳥・古市古墳群」として世界遺産にも登録されました。 この大仙陵古墳を訪れたとき「昔の人は古墳をお城に活用しなかったのだろうか?」と疑問に思いました。前方後円墳は、方形墳と円墳をつなぎ合わせたような鍵穴型の古墳で、その周囲は深い水濠に囲まれています。堀に守られた小高い丘ならば、城として、もしくは簡易的な砦として最適だったのではないかと思ったのです。 大仙陵古墳は、戦 …
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