お城カタリストの城語り

日本には現在もかつての姿をとどめている城が12箇所あるという。古くは国府の守備の拠点として、そして武士の時代には、武士の居住地と敵からの侵入を防ぐためのバリケードとして作られた日本の城は、やがては政治の拠点としてその役割を変えてきた。シリーズ「お城カタリストの城語り」は、お城カタリストの野口紀美氏が、城の歴史にスポットを当て、我が国の歴史や文化を分かりやすく解説する。

お城の3R活動② リサイクルされた城

地球資源の有効活用を目指す環境省の「3R活動」に似た「お城の3R活動」[リノベーション(Renovation)・リサイクル(Recycle)・リユース(Reuse)]を、3回にわたりご紹介しています。 第2回は、リサイクル(Recycle)された城です。リサイクルとは「ゴミを資源として再び利用する」ことです。日本には4万から5万と言われるほど多くの城がありました。敵の領地と接する場所には「境目の城」を築き、監視や攻撃の拠点にします。敵の攻略が達成すると、その城は御役御免。支城として使われることもあったでしょうが、ほとんどが廃城になりました。 このような境目の城だけでなく、戦略や戦い方の変化・武 …

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