お城カタリストの城語り

日本には現在もかつての姿をとどめている城が12箇所あるという。古くは国府の守備の拠点として、そして武士の時代には、武士の居住地と敵からの侵入を防ぐためのバリケードとして作られた日本の城は、やがては政治の拠点としてその役割を変えてきた。シリーズ「お城カタリストの城語り」は、お城カタリストの野口紀美氏が、城の歴史にスポットを当て、我が国の歴史や文化を分かりやすく解説する。

お城の3R活動① リノベーションされた城

地球資源の有効活用を目指す環境省の推進事業に「3R活動」があります。3Rとは「リデュース(Reduce)」・「リユース(Reuse)」・「リサイクル(Recycle)」の3つのR(アール)の総称です。リデュースとは、ゴミの発生と資源の消費を元から減らすこと。リユースは、使える物は繰り返し使うこと。 リサイクルとは、ゴミを資源として再び利用することです。 国連の報告によると、2050年には世界人口が現在の77億人から97億人に増加すると予測されており、有限である地球資源を有効活用することは何よりの急務でしょう。 日本には「もったいない」という、日本人独自の価値観を表す言葉があります。そ …

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