和・作法の彩り

全日本作法会で20年以上、作法に携わり、企業や大学にてマナー研修を実施している筆者が送る日本の礼儀・作法に関するチャンネル。
一口に礼儀・作法といってもそこに隠されている、込められている日本の心、文化について発信していきます。

履物の歴史

 明治三年(1870年)日本で初めての靴工場「伊勢勝造靴場」が開業されました。当時、軍用の靴が日本にはなく海外のものを輸入していました。しかし、日本人の足には合わず、軍人が商人に靴の生産を命じたことで、日本人に合わせた靴が製造されることになったのです。  現代では靴が一般的ですが、日本においての靴の歴史は浅いのです。しかし、古代に靴のような履物がなかったということではなさそうです。 日本には弥生時代(約2300年前)から履物があったとされています。ただ、庶民は長い時代裸足で過ごしていたようですし、履物は一定以上の身分の人が使用していたと思われます。  奈良時代から平安時代、公家が使用していた履 …

この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。

価格:月額1100円(税込)

ログインして閲覧する

和・作法の彩り 
過去記事一覧

テキストのコピーはできません。