和・作法の彩り

全日本作法会で20年以上、作法に携わり、企業や大学にてマナー研修を実施している筆者が送る日本の礼儀・作法に関するチャンネル。
一口に礼儀・作法といってもそこに隠されている、込められている日本の心、文化について発信していきます。

「雨」の履歴書

 今の時代、五月と云えば、新緑が美しく風も爽やかで、一年の中でも最も気持ち良い月です。五月は別名「さつき」とも云われています。旧暦で五月は新暦の六月頃。そう、梅雨の時期となります。 「さつき」というのは、田植えの時期という意味です。「さ」は田の神を表すと伝えられてきました。「五月晴れ」は梅雨の合間の晴天日を、「五月雨(さみだれ)」は梅雨の別名でもあります。  雨の多い日本には多くの「雨(あめ)」があります。雨の名前がたくさんあるのです。「雨(あめ)」の語源は古事記の最初に出てくる「天地(あめつち)開けしとき」の「天(あめ)」、または「天水(あまみず)」ではないかと伝えられています。いずれにして …

この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。

価格:月額1100円(税込)

ログインして閲覧する

和・作法の彩り 
過去記事一覧

テキストのコピーはできません。