「暑さ寒さも彼岸まで」と云われるように、3月の彼岸時期になると、春の陽気に満ちてきます。彼岸は「雑節」の一つです。雑節とは五節供や二十四節気以外に、農業に携わる人々が季節の移り変わりをより的確に把握するために設けられた日本独自の暦です。 彼岸は一週間続きます。春分の日、秋分の日を中心に前後三日間、通して一週間を彼岸の期間です。初日を「彼岸の入り」、春分・秋分の日を「中日(ちゅうにち)」、最終日を「彼岸の明け」と呼びます。 彼岸、そのままの言葉通りなら、向こうの岸、という意味になります。こちらの岸である此岸(しがん)は「現生」となり、向こう岸は「あの世」を示しています。 もとはサンスクリット …
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