「祖国根元在国史令明」

大東亜戦争(第二次世界大戦)から、日本が奪われ続けてきたもの。
このチャンネルでは筆者が現代の日本人に警鐘を鳴らすため、歴史に埋もれている事柄から読み取ることのできる諸外国の動向、
現代の日本人に必要なものとはについて発信していきます。

日本が失いかけているもの (その1)

『あの無謀な戦争…』 『勝てる見込みのないバカな戦争…』 『日本の侵略戦争…』  大東亜戦争(第二次世界大戦)に浴びせられる悪意とプロパガンダ効果を目指したレッテル貼は数え挙げればキリがない。戦場に斃れた英霊の方々や、1 …

『あの無謀な戦争…』

『勝てる見込みのないバカな戦争…』

『日本の侵略戦争…』

 大東亜戦争(第二次世界大戦)に浴びせられる悪意とプロパガンダ効果を目指したレッテル貼は数え挙げればキリがない。戦場に斃れた英霊の方々や、100万人を超えると云われる空襲や原爆投下で亡くなられた無辜の民に対する哀悼の意、或いは惜別の情がその源であり、凝視できない懊悩が原因であればまだ救われるのだが、東京裁判史観(自虐史観)に迎合し、戦勝国に対して卑屈な民族に成り下がったことによるものとすれば、やり切れない。

そして、更には自国の歴史を丹念に辿る努力さえも置き去りにして、近視眼的な屁理屈を繰り返しながら、鹿鳴館文化によって民族が培ってきた主柱を喪失し、崩壊し切ったモラルの下で売国思想を入念に醸成し続けた結果であるとすれば、亡国としか言いようがない。この悪意と策謀に満ちたレッテル貼は、近現代史を大きく歪めている原因のひとつであり、すべての価値観に卑怯な恥知らずと、背信・媚・へつらいを蔓延させる病理であり、日本のこころの原風景を破壊し尽す元凶でしかない。

とは言っても、皇紀2679年の我が国の歴史上に大東亜戦争は存在し、310万人余の尊いいのちが露のように儚く消えてしまった事実を拭い去ることはできない。責任転嫁や場違いで時代錯誤のプロパガンダの為でなく、冒頭に述べた戦争トラウマを払拭する為に、史実を丹念に辿りその過程で浮かんでくる実像に挑んでみたい。

大東亜戦争を振り返る時、「ABCD包囲網」「ハルノート」「真珠湾攻撃」etc.などが真っ先に脚光を浴びせられるが、そのことを私は近視眼的と考える。もちろんこれらの施策や史実がその一因であったことに異論はないが、当時の昭和天皇陛下をはじめとした非戦への努力やジレンマは、より根深く姿さえ現さなかったものに対しての憂鬱であったであろうし、開戦前も含めて、日本国民の継戦意欲にどれほどの影響を与えたのかは疑問だ。

敢えて、軍の手先でしかなかった報道の成果を度外視して考えた場合、日本国民の心の奥深くに反英米の執念(「鬼畜米英」)を目覚めさせたのは、どんな歴史上の場面と事件だったのだろう?

白人は、「赤」(北米先住民:インディアン)から土地を奪い、「黒」(アフリカ先住民)から人生を奪い、「黄」(のうちの特に日本民族)から誇りを奪おうとしてきた。

イギリスで食い詰めた移民たちが、騙しながらインディアンの土地を次々に収奪し、自由の天地を奪われたインディアンたちは保留地(Indian reservations)に押し込められ、1924年になってインディアン市民権法が制定され、はじめてインディアンは人間として認められた。長閑な景色の下で繰り広げられた「西部劇」では常に悪役のインディアンだが、土地所有をめぐって交わされた条約・協定(300を超えると云われている)のほとんどを反故にされ続ければ、武力抵抗も止むを得なかっただろう。

アレックス・ヘイリー(Alex Haley)が12年もの歳月を費やして書き上げた「ルーツ」を引用するまでもなく、16世紀~19世紀にかけて概算1,500万人ものアフリカ人が奴隷として売り飛ばされたと云われている。特にアメリカ大陸での奴隷制度は、プランテーションに於ける労働力不足を補うためではあったが、その原因は旧約聖書の解釈にあるというコジツケ説は無視して、アングロサクソンのDNAこそが根元と考えるべきだろう。

ブリテン島に入り込み先住のケルト人をジェノサイトして建国したアングル族・サクソン族に、ノルマン族が融合して形成されたのがアングロサクソン民族だが、今も華々しく開催されている「大英博物展」は、簡単に云えば大海賊・大泥棒のコレクション展示会に他ならない。「ルーツ」の中で、クンタキンテのように人生を奪われたアフリカ人が、絶望と失意の中で日々を過ごしながらも、その子孫に誇りを伝承し続けたいと願ったのは、決してマンディンカ族の兵士であったからとの理由だけではなかった筈だ。

元来、自由を求めて「波を越えてやって」来た筈の奴隷所有者たちが、「人間泥棒」としてアフリカ海岸から人生を盗んで海を越えさせ、その子孫たちにまで忌まわしい隷属を強いたという史実は、1776年の植民者たちによる独立宣言を経ても、その峻厳な宣言内容には矛盾して変わることはなかった。人種差別問題がアメリカ社会の病巣のひとつと云われているが、人生を奪われ、家族から引き裂かれ、ひと時の例外もなく搾取され続けた人々が、怨念を消し去ることができないのはむしろ当然だろう。

反面、旧約聖書をお得意のご都合主義で解釈してきたことへの罪悪感という後ろめたさこそが、白人が黒人を敢えて遠ざける一因なのかも知れない。

【以下、「日本が失いかけているもの(その2)」に続く】

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