神話でわかる日本の心

神話は、我々の祖先の物語。そこには、日本人が大切にしてきたものが語られています。神話から、日本人を知ることは、ひいては自分を知ることに繋がります。
神社参拝を契機に祀られている神々が活躍する神話に興味を持ち始め、2012年に神話を伝える活動を始めた筆者が送る神話から読み解くことのできる日本人のDNA、守っていくべきものとは…。

神様に良いも悪いもない!

日本は、八百万の神々の国であります。八百万という意味は、数がきわめて多いことだそうです。私達の住んでいる世界のありとあらゆるところに神様が存在するということなのだと思っています。ですので、五行でいう万物組成の元素である木火土金水においても、木の神様もいますし、火の神様もいる。土の神様もいるし、金(鉱物)の神様もいる。水の神様もいます。私達の住む地球という惑星に関わるものすべてに神様が宿っているというイメージのように考えています。なので、私達にとっては、益をなすものなので、大切にお祀りをしているような気がしますが、そうでもないのです。私達にとって良いものでないものも神様として祀られています。 国 …

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