一般的に捉える奇跡の定義とは、驚くべきできごと、有り得ないことが起こること、起こる可能性が極めて低い出来事、人間の力や自然法則を超え、神など超自然のものとされるできごと。宗教や信仰と結びついていることも多いかもしれません。 私が世界で数々に奇跡の遭遇したのは、私利私欲ではなく、人々の笑顔のために起きる出来事を強く願い、それを信じて疑わなかったから。スポーツ選手で言えばゾーンに入った状態になっていたのかもしれません。しかし、日常生活では、これまでに培われた固定観念、社会常識がストッパーとなってしまいます。ですから本来望んでいる出来事、それが起こると幸せになる出来事の出現を妨げているのは、私たち自 …
―近くて遠い国、韓国、北朝鮮を訪ねて― ―英才教育の学校― 北朝鮮ツアーで訪れた英才教育の学校「学生少年宮」では、授業風景に本当に驚かされました。 選りすぐられた子供の才能を伸ばすために、パソコンから、芸術、芸能、多岐にわたり多くのクラスがあります。バレエの教室を訪れるた時、誰がプリマなのか一目でわかりました。彼女は小さい身体に渾身の意気込みとオーラを放ち、黒々とした目を輝かせ、私達に挑むように踊りかけてくるのです。 最後に学校の中にある800席位の立派な劇場に案内されました。 子供たちの歌や踊りや演奏のショーが上演され、そこには、堂々としたエンターテイナー達が登場してきました。 彼らは外貨を …
―近くて遠い国、韓国、北朝鮮を訪ねて― トランプ大統領と金正恩委員長が会談した38度線の様子は、世界に大々的に報道されました。同じ民族の国が北と南に分断され、大地は人間が決めた軍事境界線で区切られているのです。 しかし、あの日、トランプ大統領の招きで、金正恩書記長が軽々と超えた38度線は、私たちに何を見せてくれたのでしょうか。 私が訪れた38度線、韓国の板門店は、大変な緊張感に満ちていました。 両国が会談するために設けられた青い屋根の家の内外に銃を携帯した直立不動の兵士が微動だにせず立っています。もし少しでも不審な動きが見られれば即座に射殺されてもおかしくないような状況です。しかし後日訪れた北 …
―近くて遠い国、韓国、北朝鮮を訪ねて― 今年のラグビーワールドカップでは、One Teamの日本ラグビーがベスト8への躍進をしました。各国チームが 日本のおもてなしを感じ、また台風被害に苦しむ各地で、各国チームの健闘からたくさんの励ましを頂きました。 かつて平成13年の日韓ワールドカップ開催に際し、上皇殿下が「桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると続日本紀に記されていることに,韓国とのゆかりを感じています。」とご発言されました。 百済中興の祖である第25代 武寧王の時代から,日本に五経博士が代々招かれるようになり、武寧王の子,聖明王は,日本に仏教を伝えたことで知られています。 4世紀後半以 …
―モーゼのシナイ山― モーゼが十戒を授かったと言われるエジプトのシナイ山に登ったことは、私にとって忘れられない体験です。ちなみに真偽はわかりませんが、日本の石川県にモーゼの墓が伝えられています。 イエス・キリストからさらに逆のぼり、紀元前13世紀から16世紀頃、旧約聖書の出エジプト記には、エジプト王の子として育ったモーゼ(ヘブライ人)が、神の啓示を受けて多くのヘブライ人を連れエジプトを脱出したと記載されています。 シナイ山はエジプトのシナイ半島南部聖カトリーナにあります。モーゼが神から、人間が犯してはならない十の戒めを光で石版に刻んだ「十戒」を授かった場所と言い伝えられ、それは、ユダヤ教、キリ …