モンゴルの風

家畜化 ⑤

「自己家畜化(Self -domestication)」は、1930年代にドイツの人類学者の間で生じた概念である。「家畜」とは今までも述べてきたように、人間に飼育され、繁殖と成長のパターンを人為的にコントロールされている動物のことを指す。鶏卵工場を思い浮かべていただくと、ニワトリは温度調節された季節の変化のない鶏舎の中の狭いゲージの中で、栄養価を計算され尽くした餌と水を供され、鶏肉用はより早く、より大きく成長するようにと、また卵を産むことをヒトに求められたニワトリは、より栄養価の高い鶏卵をより多く産卵するためにと飼育される。 この家畜と同様に、ヒトも「自己家畜化」された動物であるという概念が「 …

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