モンゴルの風

家畜化 ①

放牧、遊牧というものをご存知であると思うが、一応ここで確認しておく。モンゴルにおいて羊や山羊の群れが、草原を、水辺を、岩陰を、時には道路を自由闊達に草を食(は)みつつ移動している。その周囲には人もいなければ、ゲルもない。 たまにその羊や山羊の群れの周囲に犬がいる場合もあるが、その犬が羊や山羊に紛れ込んでいると感じるだけであり、原生野性種の羊や山羊が草原で暮らしている姿となんら変わらないと錯覚してしまう。もちろんのことであるが、その群れにいる羊や山羊には首輪もなく、焼印が体に押されていることもない。たまに、その群れの周辺を馬に騎乗した牧夫であろう者がうろついているが、彼からそれらに何らかの圧力を …

この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。

価格:月額1100円(税込)

ログインして閲覧する

モンゴルの風 
過去記事一覧

テキストのコピーはできません。