モンゴルの風

故郷(続き)

人が成長していく過程において、人が生活を築いていく過程において、その基盤となる土地、風景が郷土であり、その郷土は人間誰しもが持っているし、それ故に郷土には愛着がある。これが郷土愛というものである。  一方、ある原風景、ある出来事に対する強い記憶が生み出す、決して実態のない存在が「故郷」であり、それはいくら追い求めてもどこにも存在しない。存在しないが故に、その実態のない存在から遠く離れるが故に、強い思い出から希求されるものが「故郷」なのである。    ―ふるさとは遠きにありて想うものー なのである。  郷土愛を持つ心、つまり愛郷心というものを英語でパトリオティズムという。Patriとは「父の」と …

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