マーケットの魔術師

毎年様々な話題に事欠かない経済ニュース。例えば、世界経済に大きな衝撃を与えたリーマンショックは10年も前の話だが、今もなお、その記憶は生々しく残る。いつどうなるか分からない経済状況を踏まえ、我々は自分の資産をどう守れば良いのか?シリーズ「マーケットの魔術師」では、世界の政治・経済情勢に精通した筆者による、実践的な資産防衛術を紹介する。

勝ちトレ3 上中式空売り投資法

前回ご紹介しました上中式低時価総額株投資法は安全な投資方法ですが、株を保有してから株価が吹き上がるまで気長に待たねばなりません。毎月安定的に利益を上げるには、空売り投資を勧めます。

空売りとは、信用取引を証券会社に申し込み、株を保有していなくても売り建てて、株価が下がったら、株を買い戻す方法です。信用取引では現金、現物株を預けてその資産価値の3倍程度の取引ができます。株価は大きく上がる時は年に数回程度、普段は小さな幅で上下するか下がって行くのが普通です。従って、空売りを繰り返して細かく利益を積み上げることで毎月安定的に収益が得られます。私自身、月々の会社の経費の一部にこの空売りトレードの利益を充てています。仕掛けるタイミングは自分で体得するしかありません。

まずは、銘柄選びですが、業績が伸び悩むであろう業種、会社を自分がリサーチして絞り込む事が重要です。銘柄選びについては、次回以降説明して行きます。銘柄選びが、終わったら、仕掛けるタイミングです。キャンドルチャート、移動平均線などを使ったテクニカル分析になります。この場合も低時価総額株投資の時と同じように何回かに分けて売り建建てて行きます。下がり始めたら一気に下がることが多いので、買いの時よりも素早く一日二日の間に売り建てる事が重要です。株価の上げに比べて下げは、早いです。したがって比較的短時間で利益を得られます。ただ、空売りトレードは買いトレードに比べて、恐怖心を味わう事になり、これを乗り越える為の忍耐力が必要です。

下がると言っても所々で反転を繰り返しながら下がります。これは空売りしたら必ず買い戻しをしますので、それが多いと一時的に株価は反転します。これがくせ者です。ここは耐えねばなりません。売り建て値がその時の株価よりも上のときはまだいいのですが例えば、自分が買った株価より上まで反転しますと青天井に損をするイメージになりまして、冷静な気持ちではいられなくなります。本格反騰か、売り方の買い戻しかを見極める事が重要です。やばいかなと思ったら具体的には売り立てている株の4分の1位を買い戻して様子を見る、更に上がって来たらまた4分の1を買い戻します。ただ、実際にはなかなか本格的な反転になることは少ないので、こういうときはあまり株価を見ないことも大事です。2時間後に株価を見たら結局下がっていたと言うことが多いです。何とか恐怖心に耐える忍耐が必要です。私自身もせっかく下がって利が乗っているのに、反転してきたので耐えれなくなり買い戻してしまって、本来取れたであろう利益の半分しか取れなかったなんてことも時々あります。振り返って見たらその一時的な反転の場面が更に売り載せ、つまり、更に売り建てる好機だったりするのです。

長期的に見て、下げ相場と判断する指標を1つ紹介します。それは75日移動平均線を株価が下回って推移し始めたら長期下げ相場となる可能性が高いというものです。株価がこの線を下に抜けた後は大きく、長期的に渡って下落することが多いのです。更に、75日移動平均線の角度が↘に傾き始めたら尚更、この傾向は顕著になります。下げ相場と見極める方法としては頼りになる指標です。

以上私が普段やってる空売りトレードの方法、心構えを紹介しました。以下に私が空売りトレードをした銘柄を紹介します。Sは新規信用売り建て、Bは買い戻し(買い返済)のことです。二回目のSは戻り相場が尽きた(信用売りの買い戻しで上がった場合が多い)所を更に売り建てしています。

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